いつの時代もデザインの仕事に憧れる人は一定数居て、昨今のリモートワークの増加やフリーランスという働き方の浸透で一層デザイナー志望の人が増えたように感じます。
かく言う僕もコロナが流行した時期と同じくらいの時に一念発起してデザイナーになるための勉強を始めて、今では一応そういったお仕事をさせてもらえるまでになりました。
(まだまだ若輩者です・・・)
個人的な感覚ですが、デザインの基礎自体は独学でも全然習得可能だと思っています。
独学で勉強をするにはまずは指南書や参考書が必要になってくるかと思いますが、今回は僕が今まで読んできてこれは参考になったなとか、今でも定期的に読み返すほど信頼している書籍をいくつかご紹介できればと思います。
デザイナーになりたいと思って勉強をしたいけどどの本を買えばいいのかわからないという方の参考になればと思います。
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5分ドリルシリーズ
AdobeのIllustratorとPhotoshopはデザインを学ぶ上で必須ツールになりますが、基本的な操作やポイントはこちらのテキストである程度覚えることができると思います。
実践形式なので、淡々と操作を指南するテキストよりも飽きずに進められて、1つの課題が5分程度でできるものに設定されているので隙間時間などに取り組みやすいと思います。
もちろんIllustratorやPhotoshopの扱いには、このドリルで紹介されていること以外にも覚えた方がいいことや技術も山ほどあります。
ただし入門という意味ではこのドリルの課題をクリアすれば最低限の操作感はマスターできると思うので、初心者の方はまずこのドリルをクリアしてみることをおすすめします。
IllustratorとPhotoshop両方販売されているのでぜひ挑戦してみては?
トレース&模写で学ぶ デザインのドリル
言わずと知れたデザインを学ぶ上での必須テキストではないでしょうか?
ドリル続きにはなりますが、習うより慣れろです。こちらも実践形式で学べるので効率よく進められるのでおすすめです。
上記の5分ドリルで操作感になれたら、こちらのドリルでデザインに触れていく流れが良いと思います。
デザインの上達はひたすらに制作をすることと、いろんなデザインを見て触れることだと僕は師匠に教わりました。
このドリルは様々なパターンのデザイン課題が用意されていて、課題と同じように制作するいわゆる模写制作を経験できるので全て終えた頃には確実にスキルアップしていると思います。
ちなみに何も考えずただこなしているだけではあまり意味がありません。一つひとつの課題をよく観察して、「このデザインにはこういうフォントがいいのか」、「この配色いい感じだな〜」という風にしっかり課題のデザインを観察することがポイントです。
こちらのドリルですが#2も販売されております。できればどちらもこなしておいた方がいいと思いますが最低でも#1はやっておいてほしい一冊です。
ingecter-eシリーズ / けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本
ドリルでソフトの操作やデザインの基礎について学んだら、次はどんどんオリジナルのデザインを制作していくわけですがやはり最初は上手くいかないことが多いと思います。
上手くいかない原因の大抵は「アイデアが浮かばない」「綺麗なレイアウトがわからない」だと思います。
そんな時こそデザイン本を読んでアイデアやレイアウトの参考にするわけですが、ingecter-e著のシリーズは初心者の方には特におすすめです。
中でも「けっきょく、よはく」はベストセラーにもなっている名著なので書店のデザイン関係のコーナーでは一番目につくところにあるかと思います。
このシリーズのいいところは一つのデザインに対して”良い例”と”悪い例”を見開きで紹介しており見比べながら学べる点です。
もちろん詳細な解説付きなので、しっかり読み込めばデザインの引き出しもグッと広がりますし、紹介されているデザインもとても参考になります。
「けっきょく、よはく」以外のシリーズはどれも読みやすく参考になるので、できれば揃えておきたい書籍です。
まとめ
今回はデザイン初学者向けのおすすめの書籍をご紹介しました。
今回ご紹介した書籍以外にもたくさんの名著はありますが、どれから読むべきか迷った時はぜひご紹介したものから読んでみることをおすすめします。
デザインは1日にしてならず。結局のところ仕事にするには経験がものをいう世界です。
どれだけ沢山制作物を作り、どれだけの実績を作れるかでデザイナーとして仕事ができるかが決まっていくと思います。
そしてデザインは基礎が全てだと思います。まずはしっかり基礎を学ぶことをおすすめします。
僕もまだまだデザイナーとしては未熟者なので、初心を忘れず日々精進していきたいと思っています。
今回の記事が少しでもデザイナーの卵の方々の参考になったら嬉しいです。