来る2024年1月26日。
ここ最近の映画で一番待ちに待った映画が公開されました。
先日機動戦士ガンダムSEED FREEDOMを公開日当日に観に行ったわけなのですが、予想を遥かに超える最高の作品でした。
せっかくなので興奮が冷めないうちに感想を残しておこうと思い、今キーボードを叩いています。
あらすじやらなんやらは省いてあくまで一個人の感想文みたいな感じにしたいのですが、どうしてもネタバレ要素が含まれるので、ここから先は映画未視聴の方はご注意くださいませ。
===以下ネタバレ注意!===
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ガンダムSEEDと僕
ガンダムSEEDといえば2002年にスタートした作品で、続編のSEED DESTINYの終了から約20年ぶりの新作ということでずっと待ち侘びておりました。
というのも僕はSEEDがドストライクの世代で、ガンダムという作品に初めて触れるきっかけにもなったとても思い入れのある作品です。
当時は毎週の放送はもちろん、VHSに録画したものを擦り切れるくらい何度観ては友達と語り合い、ガンプラやキャラクターグッズにお小遣いの大半を使うなどまさに僕の青春でした。
(僕の10代前半は根暗なガンダムオタクだったわけです・・・)
SEED DESTINYが終了してしばらくのあと映画化プロジェクトが発表され、大興奮だったものの待てど暮らせど続報はなく・・・
気がつけばSEEDの映画化はすっかり無かったことになってしまった雰囲気に・・・
しかし2021年にシリーズ20周年を迎える節目に映画化の再始動が発表され、「おぉ!」とあの頃の熱が再び湧き上がったのを覚えています。
それから今に至るまでに再度テレビシリーズを視返したり、久々にガンプラを買ってみたり思い出を辿りながら公開を待っていました。
映画を視聴した感想
とにかくずっと興奮しっぱなしで心臓のドキドキが止まらず、観終わった後の疲労感がすごかったです。笑
140分の上映時間に対してかなり詰め込まれたストーリーで、前作の戦争からコズミック・イラの世界はどうなったのか、キラたちはあれからどうしていたのかが20年越しに観られて感動でした。
ストーリーのテンポ感に関しては詰め込みに詰め込んだ内容をしっかり消化できるくらい早く、情報量も多いので新規の人には全て理解するのは難しいかなという感じでした。
伊達に20年間待っていたわけではなく、予習復習ばっちり状態の僕でもおそらく見落としている箇所は多々あったかもしれません。
しかし無理やりストーリーを詰め込んだわけではななく、構成はしっかりしていて見応えのある内容だったと思います。
そもそもSEEDや他のガンダム作品は劇中では語られない設定が多く、関連資料を見ながら何度も観ることで世界観に浸ることができる作品であると個人的には思っているので、今回の映画もそんな感じかと思っています。
むしろ色んな角度で何度も観直したいくらい完成度の高い作品だと言えると思います。
見どころ
まずはなんと言っても戦闘シーンの迫力が素晴らしい!
今作ではモビルスーツの戦闘シーンにCGアニメが取り入れられているのですが、これがSEEDのモビルスーツ戦闘との相性が良く見応えがすごいです。
CGアニメの印象としてまだ馴染みがないぶん違和感や、動きの癖など気になるかなと思っていたのですが、CGになったことでリアリティが増し、CGアニメーション独特な動きがむしろ重厚感を演出しているように感じました。
しかし高速戦闘シーンでは、一転してテレビシリーズ並みに滑らかな動きかつ、高速で目で追いきれない部分も丁寧な描写が垣間見えCGアニメの可能性を体感できました。
時代の進化ってすげえ・・・
そして今回は主人公キラとヒロインのラクスとの関係性に焦点が当てられており、ティザー映像では何やら不穏な雰囲気もあったりしたのでどうなることかハラハラしながら見ていました。
あれからキラくんはどのように生きて、どう変わったのか、そしてこの物語の果てにどうなっていくのか・・
あとは男性ならラクスにきっと惚れることでしょう・・・
今作ではさらに魅力が増し、テレビシリーズではみられなかった一面も垣間見えてラクスの印象も少し変わるかと思います。
キラくん達以外にも魅力的なキャラクターが多いSEEDですが、20年止まっていた時が動き出し、どのように活躍するのかも見どころです。
新キャラについても、テレビシリーズでラウ・ル・クルーゼやギルバート・デュランダルなど大物ラスボスを倒した後にどんな立ち位置で敵対することになるのか気になっていました。
観終えた感想としては新キャラもこれまでのキャラクターに負けず、しっかり個性を感じるキャラクター像でストーリーにちゃんと食い込んでいます。
新キャラにも注目ですが、何より過去のキャラクター等にもしっかり焦点が当てられており、あのキャラクターがこんな形で?というようなファンサービスも満載で140分間目が離せない内容になっています。
そういえば、ガンダムといえば主要人物でも容赦なく⚪︎んでいくので、前作から生き残った人の中で誰か逝ってしまう人がいるのではないかと違う意味でもハラハラしていました。
物語の中盤あたりは往年のファンとしては非常にショッキングな展開だったのでずっとドキドキでした。
というのもSEEDといえば21世紀のファーストガンダムと言われているように、初代シリーズのオマージュも多数ある作品で、今回の映画でも初代シリーズの映画版「逆襲のシャア」のオマージュと思われる点が多々あり、このキャラまさかこのままいくと・・・なんて予想してしまったりで気が気ではありませんでした。笑
まぁそんなオマージュを探してみるのも一つの楽しみかもしれません。
おそらくこの記事を公開する頃には、色んなネタバレ情報も飛び交っていると思いますので隠さずにいうと、新型フリーダムキターーー!です。笑
先行で発表されたライジングフリーダムとは別に新型フリーダム来るんじゃないかなど僕個人も予想していたし、色んな考察サイトでも様々な憶測が飛び交っていました。
しかし今回の新型はこうくるか!と予想の斜め上でした・・
これはぜひ劇場で観てみていただきたいです。
まとめ
総じて素晴らしい作品だったと思います!
20年追い続け、待ち続けたガンダムSEEDファンにとって最高の作品だと思います。
まさにお祭り映画と言ってもいいと思います。
逆にいえば新規の方にはおすすめしにくい部分もあります。
情報量の多さやテンポの速さでおそらくついていけなくなるので・・・
しかし逆に今作をきっかけにテレビシリーズから勉強して新たなファン層の拡大にもなると思うので、興味のある方はぜひ一度観てみることをおすすめします。
今回の焦点であったキラとラクスの関係性はある種綺麗な形で終わった部分でもありますが、作品の大きなテーマである戦争の根本は解決したとはいえません。
これはさらに続編の余地もできるということですが、キャラクター達の物語には一つの結末があったように思うので蛇足にならない更なる造り込みが必要にあると思います。
もし更なる続編があるなら今回の映画並みの作り込まれた物を期待したいですね。
むしろ劇中に断片的に語られたDESTINY終了から映画本編までの空白の2年間を描いた作品を先に観てみたいと思います。
ともあれ僕はあと3~5回は劇場で観たいと思っておりますので、まだしばらくSEED熱は冷めそうにありません。
ここまでただの感想文にお付き合いいただきありがとうございます・・
もしガンダムSEED知らないという方が、この記事で少しでも興味を持っていただけると嬉しいなと思います。