ITパスポート受験、落ちました・・・

先日ITパスポートの資格試験に挑んだのですが、結果見事に失敗しました・・・

ひとえに自分の勉強不足、努力不足なのですが、実際に試験を受けてみた感想として思った以上に難しかったというのがあります。

今回はITパスポートを受験してみた感想とこれから受けたいなと考えている方に向けて少しアドバイス的な内容もお伝えできればと思います。

ITパスポートとは?

まずITパスポートってどんな資格なのでしょうか?

ITパスポートはIT(Information Technology=情報技術)社会に置いて必要とされる知識や教養を身につけていることの証明となる国家資格です。

国家資格なのでもちろん取得すれば履歴書に記載することができますし、職種によっては持っていることで有利になることもあります。

ITと聞くとプログラミングやAIなど専門的な分野の難しい試験なのかな?と感じてしまいますが、実際は経営や企業について、また働く上でのマネジメントの知識など情報技術をベースに幅広い知識が問われます。

もちろんプログラミングやAIなどの分野についても多少出題されますが、専門的というほどでもないです。

ただし概要を理解しておく必要はあるので簡単なわけではありませんが・・

合格率が平均で50%ほどらしく、決して簡単な資格試験というわけではありませんが、情報社会の一般教養を学べるので社会人として勉強しておいても損はない内容かと思います。

試験の内容について

実際のITパスポートの試験についてもご紹介しておこうかと思います。

試験は全国各地でほぼ毎週のように開催されています。

申し込みは任意のタイミングでできますが、結構受験の枠はすぐに埋まってしまいます。

試験日日程は大体3ヶ月先まで出せれているのですが、直近の日にちは枠が空いていないことが多いのでおおよそ申し込みから3ヶ月後くらいの受験で考えてみていいかと思います。

ちなみに申し込みには¥7500かかりますのでご注意を。

試験はCBT方式と言われる形で出題され、PCモニタを操作して行います。

問題に対して4つの回答の中から正解を選ぶ選択問題になっています。

100問出題される中で60%回答できれば合格となるので単純に60問答えられれば合格!・・というわけではなく
100問の問題は3つの分野に分かれており、それぞれストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系となっていてそれぞれの分野内で30%正解していることも合格基準になっています。

つまり全体で60%以上回答できていても、どれかの分野の正解率が極端に低いと不合格となってしまうわけです。

分野ごとに満遍なく学習しておくことが求められる試験になっています。

試験までにしてきたこと

ざっくりとITパスポートの資格についてと、試験の概要を解説してきました。

ここからは実際に試験を受けてみた結果や感想をまとめたいと思いますが、大前提として冒頭やタイトルで述べたように僕は試験に落ちております・・・

なのでどちらかというと敗者の意見として参考にしていただければと思います。

勉強期間

まず試験を受けるにあたっての勉強期間はおおよそ2ヶ月程度だったと思います。

2024年の1月に試験の枠が空いており、昨年の11月の初頭に申し込んだ記憶があります。

実は試験自体は本当は昨年の5月くらいに受けようと思っていて、テキストを購入していたのですが忙しさを理由に全く手をつけていませんでした。

流石にテキストまで購入して受けないのも勿体無いので、まずはお金を先に支払うことして元を取るために2ヶ月間でしっかり勉強しようと決心して臨みました。

勉強内容

勉強は100%独学で、何か講座を受講したりはしていません。

最初の1ヶ月はテキストを最後まで読むところから始めました。

ITパスポートのテキストはほとんどがかなり分厚い本です。
試験範囲も広いので全てを覚えるのは難しいのですが、まずはITパスポートの概要を把握するためにも最後まで読み切ることを意識しました。

テキストを全て読み終えたらあとは実践形式で過去問を解きつつ、わからなかった問いや覚えれていない用語などはその都度テキストで確認する形で勉強を進めました。

ちなみに僕が購入したテキストはこちらになります。

イラストの挿絵がわかりやすく、分野ごとにチャプターが区切られているので読みやすいです。

章末ごとに練習問題も掲載されているので便利です。

内容もある程度過去問から頻出の内容やや出題傾向の高いものをピックアップして解説してくれているので全てを覚えないといけないハードルは少し軽減されます。

ただし実際に試験を受けてみた感想として後述するのですが、IT技術は日々進歩しており内容が過去問と全く異なることが多々あるようです。

こちらのテキストの内容もあくまで過去の出題範囲を元にしているので100%全て解説しているわけではない点注意が必要です。

とはいえ他のテキストも一応購入前に本屋さんで色々みてみましたが、概ね書かれている内容に差はあまりないように思いましたし、単純な読みやすさでいうとこのテキストが個人的には一番よかったのでおすすめさせていただきます。

過去問について

過去問についてはこちらのサイトをよく使用しておりました。

試験前は1日に何回も挑戦し、正答率は70~80%が平均まで持ってこれていたのですが・・・

試験に落ちた敗因

2ヶ月間自分としてはしっかり勉強してきたつもりでしたが、結果は落ちてしまいました。

何がいけなかったのだろう?と自己分析した内容もまとめてみようと思います。

内容まで覚えきれていなかった

一番の失敗というか自分の至らなかったところといえば出題される用語や内容を言葉で覚えてしまっていて、意味や本質の部分を理解できていなかった点です。

ITパスポートの用語には英単語の頭文字をつなげた略語がかなり多く、一つ一つ覚えるのは大変でした。

なので「こう聞かれたこの用語」という風に語感や前後の文章から答えを導くやり方で覚えてしまっており、その用語の本質的な意味まで覚えていなかったものが多々あります。

そういう覚え方をしたために、違う角度で問われたときに答えを見失ってしまったり、本当にこれであってるのかわからなくなってしまいました。

言葉ではなく言葉の意味までしっかり理解し、応用できるようにしておかないといけなかったのが反省点です。

過去問に頼りすぎた

もう一つは過去問に頼りすぎた点です。これは二つの側面があり、一つは前述同様過去問で問われた形式で問題や回答を覚えてしまった点です。

これも違った問われ方をされた際にわからなくなってしまう原因になりました。

もう一つは過去に出題された範囲以外のことに目を向けれなくなってしまったことにあります。

テキスト紹介の項でも触れましたが、IT技術の進歩とともに出題範囲や傾向は日々変化しています。

そのことを考慮できず過去に出題された内容に絞って学習してしまい、いざみた事のない用語が出題されたときにフリーズしてしまいました。

努力不足といえばそれまでですが、これらの観点を持って勉強していれば受かっていたかもしれないと思うと悔しいですね。

ITパスポートを受験してよかったこと

受験に失敗したことは悔しくて、情けなくてやりきれない気持ちでいっぱいではありますが、受験してよかったこともあります。

まずはIT関連の知識や経営について、マネジメントについて勉強できたことです。

日々の生活何気なく使われているITという言葉や、それらの技術について知らないことも多くあり、どんどん情報分野が発展している今の時代の中でそれらについて学ぶ機会になったのは自分の中で大きいなと感じています。

経営やマネジメントに関しても同様で、知識として持っていると色々役立つことも勉強できたと思います。

それと時間の使い方を見直すきっかけになりました。

社会人になって仕事で1日の大半を消費する中で試験勉強までするのは思いのほか難しいです。

単純に勉強する時間の確保が難しい中、お金も払っているので絶対に受かるには24時間という限られた時間の中で時間を作り出すしかありませんでした。
(結果落ちてはいるのですが・・・)

今までの1日の生活の中で無駄に過ごしている時間を洗い出し、勉強の時間に充てることで時間を捻出したのですが、中でも大きかったのは”朝はやく起きて勉強すること”です。

仕事から帰宅後夜の時間ももちろん勉強に充てていたのですが、せいぜい2時間が限度でした。

寝る前の無駄な時間を削って時間を伸ばす手もあったのですが、2時間以上ぶっ通しで勉強するのは集中力も低下して効率が良くないと思い、削った無駄な時間の分早く寝て、次の日の朝に1時間勉強するようにしたのです。

元々朝が弱く出勤ギリギリまで寝る生活で、出勤中もウトウトしながら頭が冴えない状態で仕事に行き、徐々にギアを入れるという生活がデフォルトでしたが
朝早く起きて勉強に充てることで、出勤前から脳が目覚めており心なしか仕事のパフォーマンスも少し上昇したように思えます。

朝の時間を余裕を持って過ごせるので、1日のタスク整理や忘れ物の確認などもできて生活の質が上がったように思います。

これは試験の結果に関わらず自分の中で大きな変化であり、ITパスポートを受験してよかった点でもあります。

まとめ

結果的には受験は失敗してしまいましたが得たものも大きく割とポジティブに捉えられているのが現状です。

もちろん悔しい気持ちも大きいので、実は近々リベンジしようと思い現在再度勉強中だったりします。

今回ITパスポートのお話でしたが資格取得のための勉強は、単純にその分野の知識を得ること以外にも人生を豊にするエッセンスがあるように感じました。

その気付きが資格取得の醍醐味なのかもしれません。

今回の失敗の経験を活かし、次こそは資格を取得してご報告できるよう頑張ろうと思います。

share

他の記事

アーカイブ

ARCHIVE